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2005年07月13日

育成室(学童保育事業)の現状と課題。

最近「育成室」(学童保育事業)について区民からの問い合わせや要望が増えています(写真は育成室・ 子育て広場が併設の汐見小学校)。

 そこで育成室の現状と課題について整理してみました。
育成室は、共働き世帯の児童について放課後保護をする制度で需要は年々高まっています。
1.入室者数は平成13年度800人だったのが今現在988人(4年で188人増)。
2.入りたくても入れない児童(待機児)が増加したため、新規増設(駒本)や定員増(久堅・本駒込南・千駄木)などの対応策を図った。

3.待機児については区内全域的に出ているのではなく、地域に偏在しているのが特徴。特に不忍通り周辺などマンションの急増・ 人口増の要因など、特定の地域に顕著に現れている。

4.入室者の中には文京区内外に住所がある児童の在籍が一定割合あり、このことも待機児が生じる一因となっている。

 今後の対策としては、ニーズの高い地域をいかにカバーしていくかということ。特に根津・千駄木・ 窪町周辺など切実な地域については早急に対策を講じるべきです。

 最終的には新規増設がベストですが、設置場所や人的配置また財政負担を考えると簡単にはいきません。 現状の施設や人を上手に活用して一刻も早く待機児解消を図るのがまず先決。

 例えば汐見小学校でいうならば、空き教室の活用や子育てひろばとの共存などにより既存の施設を使っての対応は十分可能です。 先般の厚生委員会において私からも区側に対しそんな提案もいたしました。

 まずは、①既存のものを活かして弾力的な運用そして最終的には②新設による待機児解消の実現。 そんな二段構えで臨むのが肝要であるし、現実的であるとこれからも主張していきます。

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