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2005年05月17日

障害者支援の必要性について。(障害者会館から・・・)

話しは昨日にさかのぼりますが・・・。
午前中、シビックセンター内障害者会館において行われた、とある知的障害者団体の総会に来賓として招かれ出席しました。

 私も今年で議員生活10年になりますが、うち8年間が福祉を所管する「厚生委員会」の所属。

 自らも福祉には力を入れたいという思い入れもあり、特に障害者福祉には力を尽くしてきました。 文京区盲人福祉協会の顧問という役目をはじめ、3年前に知的障害者小規模作業所「工房わかぎり」の立ち上げに寄与。 個人的にも本郷ライオンズクラブの一員として年に一度の「文京区障害者ボーリング大会」実行委員としてボランティア活動するなど、 そうした貢献・実績が認められ、有難いことに今では多くの障害者団体から相談を受けたり、 意見交換したりなど良好な関係と信頼を築かせてもらっています。

 この日の会もそんなお付き合いをしている団体のひとつ。
議事の進行・審議とはまた別に、今後の知的障害者施策についての意見や要望が相次ぎました。抜粋すると主に・・・。
1.現在国で法案が審議中の「障害者自立支援法」の内容について。
2.重度障害者のための施設整備などや就労支援センターの設置など文京区に対する要望について。
3.知的障害者団体の今後のあり方について。などなど。

 様々な意見のもとに、今後の活動の方向性も浮き彫りになってきましが、特に知的障害者の場合は実際生活面のサポートについては「親」 がその大部分を担っているといっても過言ではなく、現実的には「親亡き後」はどうやって生活をしていくのか・・? という点は当に切実な問題です。そのような意味でもそうした障害者の方々のための施設整備は急務といえるでしょう。

 この問題については去る2月に行われた区議会第1回定例会の一般質問で、私が煙山区長に質問。「行革計画における区有施設 (寿会館など)の廃止に伴い、それらの施設を転用し、新たな障害者施策の展開をはかるべき」との提案に、区長も「検討する」 との前向きな答弁ももらいました。

 国では障害者自立支援法が審議中、支援費制度も大きく見直しが迫られています。障害者を取り巻く環境も一変するやの雰囲気。
 
 こうした影響を受け、文京区の障害者施策も大きな転換期を迎えます。
難局ではありますが私自身としては常に当事者の立場に立って現場の声に耳を傾け、 これまでの不安や懸念が払拭されるような文京の障害者施策の推進で、信頼関係を保っていきたいと考えています。

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