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2004年10月10日

ごぜ唄を聞く・・・(マッサージ学術講習会より)

13:00 文京区役所地下1階生涯学習センターにおいて、文京・ 台東マッサージ師会主催による学術講習会が開催されました。私も本郷師会の顧問を務めている関係で出席しました。

 1部の学術講習に引き続いて2部では盲人の伝統芸能をテーマに、「ごぜ唄」の紹介と実演がありました。とても興味深いものでした・・ ・。

「ごぜ」というのは、盲目の女旅芸人のことで、二人三人と組を作り、三味線をかかえ村から村へと旅をし、 様々な物語を語り歩いていたようです。その起源は平安時代にさかのぼると言われています。

 現在では盲人の方の職業といえば鍼・灸・按摩・マッサージ等の「体の癒し」に関わる仕事が多いようですが、 明治時代までは芸能という「心の癒し」に関わられた盲人の方々が多数いたとの事です。

そんな盲人の伝統芸能も伝承する後継者もなくなり、今は写真の竹下玲子さんが(横浜在住 オペラの研究生からごぜ唄に魅せられ転身。 盲人ではありませんが・・・)唯一の伝承者となってしまったようです。

 今回の演目は「葛の葉子別れ」というお話し。

 昨今映画化された「陰陽師」(おんみょうじ)安部清明の出生にまつわる物語の一部です。

 もの悲しい歌声にあわせて奏でられる三味線の音に、とても感慨深い思いがしてきました・・・。

 良い経験でした。

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