高校時代の同級生である昌原清植くんと20年ぶりに再会したのが、今から3週間ほど前のこと。 彼は本郷の医療系の会社に勤務しており、その会社が茗荷谷でフレンチレストランを経営しているとのこと。
「一度来てみない?」との誘いを受け、本日昌原氏とともにランチへ行ってきました。
お店の名前は「ボングー」(写真)場所はなんと文京スポーツセンター真横。私もいつも前を通っており、
このレストランができたことは知っていましたが、食事をするのは始めてです・・・。
たまたま彼の会社の日比野副社長さんともお会いすることができ、談笑しながら楽しいランチタイムに・・・。
私は前菜・肉料理のコースを頼みましたが、これがなかなかの絶品。私はグルメではないのですが、店内は女性客でほぼ満席。 これから見ても味のほうは間違いないようです。店内の雰囲気も良く、2階には研修室やパーティ会場も設備されています。 値段もリーズナブルでお勧めできるお店だと思います。
私が驚いたのはこのレストランの調理法。
この調理法「真空低温調理法」といって食材を下処理した後、真空包装、一次加熱、チルド保存という工程を経て、
それを再加熱することで出来上がるというもの。
実際このレストランの厨房(オープンキッチンになっており、調理の様子を見ることができます。)では、 火は使われておらず電気調理で処理されています。
真空包装や電気加熱というと、これまでは敬遠されがちでしたが、私の感じからすると、
野菜や魚介などは素材の味がしっかりと活かされており、肉も柔らかくジュウシーでとても真空包装された料理とは思えないほどです。
安全面・衛生面においてもTT管理という方式で万全。
彼の会社ではこの調理法を用い、病院などの多くの医療施設に給食を提供。 セントラルキッチン→サテライトキッチンへというシステムは、人件費などの大幅なコストダウンにもつながり好評を得ているようです。
我が文京区でもかつて、給食の民間委託化の推進をめぐり様々な議論がありました。あれから数年しか経っていませんが、今、
まさに足元でこのような「食」に関する進歩や取り組みが実践されていることを、私達は再認識しなければなりません。
そして、こうした取り組みについて積極的に普及すべく、こうしたレストランを通してそれぞれの舌で実感・体験してもらおうとする、
そんな彼の会社の姿勢には共鳴できるものがあります。まさに「民間活力」を感じます。
「百聞は一見に如かず」はたまた「百聞は一食に如かず」か・・・?
いい勉強になりました。