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2004年01月31日

行革計画についての質疑。(分権委員会開かれる。)

 新行革計画(新生文京いきいきプラン)の最終案がまとまった事に伴い、議会での所管委員会である「地方分権・ 自治制度調査特別委員会」が開催。

 新行革計画についての報告と質疑が行なわれました。

 昨年、計画案の「中間のまとめ」が報告された際に私達新生クラブでは「地域説明会やパブリックコメントを経て、 可能な限り意見を反映すべき。」と要望。

 今回の最終案ではそうした意見が反映され、区民にも理解が得られる内容となっています。私達としては評価です。

 しかしながら、質疑においては一部の会派よりサービスの切捨てや質の低下を理由に計画に反対する意見が・・・。

 職員の削減に反対、施設の統合や廃止も反対、それに伴う民間委託にも反対。つまりは行革そのものに対してNOということでしょう・・ ・。

 私達が行革の推進を唱えるのは、ただ単に財政上の理由だけではありません。 時代が刻々と変化していく中で考えていかなければならないのは、そうした変化やその時々に区民のニーズに対応した行政サービスのあり方です。

 そういう観点からするならば、文京区の事業や組織、役割を果たさなければならない守備範囲など・・・今や大きな変革の時期、 いわば過渡期を迎えているのだと感じています。

 これまで行政が担っていた公的サービスのうち、民間(社会福祉法人・NPO・株式会社など) に委ねられる部分はこれを積極的に推進し、より質の向上を目指していくこと。そしてそれらの「公的責任」については、 文京区が最終的には負っていくこと。

 今後の基本的な行政のあるべき姿だと思っています。

<新行革計画の主な内容>
1.計画の実施による削減効果は5年間で90億円。
2.職員の削減数は5年で250人程度。
3.寿会館などの施設は地域活動センターなどと統合し、新たに世代間交流を目的とした「地域交遊館(仮称)」として再編。
4.廃止された寿会館については売却も視野に入れ有効活用へ。
5.児童館については根津・目白台第2を民間委託へ。
6.保育園については2園を民間委託へ、なお実施については今後6ヶ月程度の期間をかけ、保護者等と検討の場を設ける。

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