我が会派新生クラブで夏期研修会を行いました。
テーマは「都区制度改革と今後の特別区のあり方」について。
今、区政が抱える最も重要な課題のひとつです。講師は(財)特別区協議会総務部長・佐藤良美氏。
佐藤氏は東京都清掃局で都職員として従事、その後、都区制度改革担当へと移り特別区の制度改革や清掃事業の移管等、
これまでの経緯や交渉を現場で進めてきた第一人者。
都区制度の変遷や特別区が基礎的自治体として生まれ変わるまでの「苦労話やウラ話」など、普段聞けないような話も聞くことができ、
有意義な勉強会・研修となりました。
東京都と23区特別区は全国の地方自治体の中でも極めて特殊な位置付け、関係にありました。
平成12年地方自治法が改正され23区特別区は「基礎的自治体」となり文京区もその悲願を果たすことができましたが、
都区間の財源のありかたや清掃事業の移管など課題は山積しています。また自治体の合併が急速に進んでいく中で大都市である「東京」そして
「特別区23区」がどのように捉えられ、変貌を遂げていくか・・・?
「地方議会の議員の方々が一層研鑽を積まれて、問題提議・発議をしていくことが大切。そうでなければ真の自治は実現しない。」 佐藤氏はこう語ります。とても身にしみます。
「トップダウンからボトムアップの時代へ」下から押し上げていくパワーが必要です。そのためにも私達が東京・
そして文京区が歩んできた歴史的背景、経緯を認識し住民の視点で、議論を巻き起こし、正しい道筋をつけていくことが強く求められています・・
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