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2003年07月24日

正しい道筋であると思います。(民主・自由の合流について)

 民主党と自由党の合併が昨日明らかにされました。
昨夜からのマスコミ報道、今朝の新聞紙面でも賛否両論・・・いやむしろ「政策論争なき野合、数合わせ、大バクチ」 などと否定的な見方が強いようです。

 私は正しい道筋であると思っています。

 政権交代が可能な選挙制度の実現をするために細川連立内閣で「小選挙区制度」が導入されて早10年。 結果として政権交代は実現しませんでした。野党がだらしない、政治そのものに対する国民の不信など要因は様々あるでしょうが、 決定的だったのは野党が自民党と対等に戦えるだけの、基盤をつくれなかったということ。
それに尽きると思います。

 全選挙区に候補者がたてられない。野党のなかでの足並みはそろわない。肝心の候補者の選挙基盤は脆弱。 そんな状況では勝てるわけがない・・・。
確かに政策で戦うことは極めて重要だと思います。でも、まだまだ政策だけで勝てるほど日本の有権者意識は成熟していないのだと感じます。
 だから、今野党に求められるのは自民党とがっぷりよつに組めるほどの基盤を作ること、勢力を拡大していくこと。 まずはそのことを最優先とすべきです。
そうでなければ、絶対に自民党には勝てない。選挙は極めて現実的であり、無情でもあります。理想や理念も大事だけど「政権交代」 を本当に実現しようとすならば民主党にとっても自由党にとっても他に選択肢はないでしょう。

 国民は政権交代を望んでいます。でも野党には任せられないとの不安は絶大。
そうしたマイナスイメージを払拭するためにも、当面の批判や非難は覚悟の上で、今後しっかりと国民の声に耳を傾けていきながら 「あるべき日本の姿」をしっかりと示し、民主党が国民の信頼を受ける政党に生まれ変わること。そう望んでいます。

 私は党籍は民主党ですが、従来から自由党のわかりやすい政策や小沢党首のはっきりした言動には共感をえていました。衆議院・ 参議院の選挙では、 立候補者が出ていないのにもかかわらず文京区では比例代表で自由党票が毎回6000~7000票ぐらいは確実に出ています。 根強い人気はあるのだと感じます。

 しかし、選挙はやってみないとわからない。今回の合併が「吉と出るか、凶と出るか?」それを決めるのは国民ひとりひとりです。

 次の選挙で正しい審判がくだることを祈ります。

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