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2003年06月17日

パワーリハビリ(介護予防の必要性。)

 高齢化は急激に進む、介護の必要な高齢者は増える、介護保険費用は膨張する。
介護保険制度が導入され3年が過ぎ、その制度全体が大きな壁にぶち当たっているようなそんな状況・局面を迎えているような気がしています。

 写真は私の家の近所で「千駄木整形外科」を開院し、地域医療の充実に尽くされている栄(さかえ)ひろし院長。 自らがマシーンを使って、病後リハビリについて説明をしてくれました。もうひとつ栄院長が大きな興味をもたれているのが、 介護予防とマシーンを使ってのリハビリ。
 年齢と共に衰えていく筋肉・使わなくなった筋肉をこうしたマシーンを使うことにより復元していくということ。 パワーリハビリと呼ばれているようで、介護予防に大きな成果が出ているとの事です。

 日医大や東京厚生年金病院、東大病院などでもテスト的な事業も始まっているようで、注目すべきと考えます。
世田谷区では区の事業として取り上げられたと新聞報道もなされていました。

  必要性を強く感じます。

栄氏のお話によると、「需要はかなりあるし、効果も期待ができる。 でも医療機関としては特定疾病を持っていないとリハビリは保険がきかないという問題点があるし、指導にあたる理学療法士の常駐、 設備や場所の問題等、地域の医療機関では対応が難しい。行政が主体的になってやってらわないと・・・。」

介護保険制度が大きな曲がり角を迎える中、 介護予防はこれから高齢者福祉の中でも必須のテーマ。

パワーリハビリ事業の実現にどれくらいの予算措置が必要なのか、国や都の援助はどうなっているのか?(区が単独で行うのは厳しい。) 色々と精査のうえでの話ではありますが、区として取り組んでいく必要性、検討の余地は十分あると感じました。
 

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