今日から1週間に渡る「予算審査特別委員会」が始まりました。
初日の今日は、総括説明を受けての各会派の「総括質疑」。
私たち民主党友愛・無所属議員団からは、成澤ひろのぶ議員が質問に立ちました。
予算編成全般や財政運営、新公共経営に基づく顧客主義の徹底、「国際協会」の事務局運営についてなど・・・。
第一会派の政調会長として、文京区議会きっての論客・政策通としての成澤議員の実力が、いかんなく発揮された。
そんな感のある総括質疑でした。
そうした歯にもの着せぬ質疑の中で、
予算編成過程における今後の課題や財政支援団体の会計処理の不明瞭さなどが浮き彫りになったような気がします。
事務事業評価や行政評価という新しい手法を取り入れたが、果たしてそれらが予算編成過程においてしっかりと機能しているのか?
特に新規事業についての評価と既存事業との整合性はとれているか?
部長権限の強化は良しとしても、最終的な責任者である区長のリーダーシップは担保されているのか?
などの質問に対しては、正直言って明快な答弁が得られませんでした。
また、文京区から自立した「国際協会」については会計処理につき、不十分な点が明確になりました。
反省を含めた今後の対応を促したい。
国会では与党とか野党とか、そんな枠組みだけで「国民不在」の議論がされているけれど、「いいことはいい。だめなものはだめ。」
与野党問わず、そうした当たり前の議論は、国会よりも地方議会のほうが熟成している。
今日の成澤議員の質疑を目の当たりにしながら・・・そうしたことを、ふと感じつつ、そして自負しました。