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2003年03月05日

やっぱり減らない職員数の実態。(予算審査2日目)

 予算審査2日目、今日から内容審査に入りました。
非常勤職員の社会保険料について私が質問しました。
非常勤職員の社会保険料は区負担分で約1億1千万円。437人の非常勤職員が社会保険料適用の対象になっています。
 非常勤といっても常勤の7割程度の勤務実績があるため、社会保険が適用される対象となり、実際に週4日勤務・フルタイムで働いていれば、 実質、常勤職員と変わらないわけです。

 文京区では、常勤である「職員定数」を条例で毎年削減してきました。
平成12年度2205人だった職員定数は来年度には、2093人で条例上112人の削減実績です。(あくまでも条例の上で・・・)
 一方で、そうした削減分を補うために退職職員の再雇用や、再任用で非常勤職員は増え続け現在437人に・・・。

条例の上では職員定数は2093人ですが、実際常勤に近い形で働いている非常勤職員を含めると、 職員の実数は2500人超になるということです。

数字のマジックみたいな話です。

確かに再雇用や再任用は給与も下がりますすし、賞与や退職金もありませんから総じて人件費比率は下がります。
でも、実際働いている実数が減っていないとしたら問題です。
5人でやっていた仕事を3人でする努力。仕事を効率化し工夫することで削減を試みる姿勢。常勤・非常勤に関わらず、職員の実数を減らし、 「真の効率化」を目指すことが今、求められているのだと思います。

 答弁に立った斉藤職員課長は、「常勤・非常勤に関わらず、実質的な減員を計画し、区民の理解が得られるよう努力したい。」と・・・。
是非、結果を出してもらいたし、こうした現状を区民に明らかにし、まさに「区民参画」 のもとに職員の適正配置について議論してもらいたいと思っています。

ちなみに文京区の予算全体に占める、人件費の割合は33.1%で23区ワースト1位(平成15年度予算ベース)となってしまいました。

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