本日、区議会定例会最終日にあたり全議員提出議案である「区議会定数削減案」が本会議において可決されました。
これにより文京区議会の定数は38名から4名削減され34名となり、来年4月に予定されている統一地方選挙より適用されることになります。
地方自治法91条では市町村議員の定数を「人口15万以上から20万未満については40名」と定めています。しかし、
条例で削減することも可能であり文京区議会においては、
平成7年より40名から38名にそして今回新たに4名削減することを議員が自主的に決めたわけです。
巷では「議員が多すぎる。」との声もあるようでその背景には「区議会議員なんてろくな仕事をしていない!」
というような区民の厳しい指摘もあります。
それはそれとして私たち議員も襟を正して、反省すべきところは反省していかなければならないのですが、
感情論的な風潮に流されてむやみに削減を続けていくことにはいささか疑問を感じています。特に地方議会の場合は国会と違って「政党色」
に左右されず各議員が自由闊達に意見を述べ議論をしていくという「おおらかさ」があります。(少なくとも文京区議会はそうです。)
個性と感性あふれる議員を区民の代表として議会に送り、議会を活性化させることは重要なことですし、その為には議員への門戸は出来得る限り
「開かれていくべきです。」今回の議員定数削減については他の自治体の状況や社会情勢からみても「妥当」なものだと思います。
しかし今後は「議会の活性化」や広範な意見や議論を集約していくという観点も視野にいれ「定数削減」について議論していきたいと感じます。