建設委員会視察最終日。
9:30 大分市役所を訪問。市議会の会議室をお借りして「大分市 市民共働によるまちづくり」について同市担当職員の方々より説明を受けました。
大分市では市民税の1%に相当する額をこうした市民協働によるまちづくりに充てられ、市民の自主提案による事業が活発に行われているとの事でした。
市職員の説明の後は、大分県東部に位置する神崎地区に設立されたNPO法人「福祉コミュニティ KOUZAKI」の稲生事務局長さんより、具体的なまちづくり実践例を説明頂きました。
私達のために、神崎からわざわざ出向いて頂いたようで恐縮です。
同地区では自治会を中心にNPOを設立、海岸の清掃や海水浴場の運営 またウミガメが帰ってくる里海づくりなど地域住民による様々な取り組みが展開されています。
こうした市民によるまちづくりの実践は、高齢化や過疎という課題を吹き飛ばすかのような活気や高揚感を作り出しているようです。
今後は軽度生活支援活動などの福祉分野にも進出していくとの事で、その前向きさにとても感動してしまいました。
文京区とは「都会と地方」という違いはあるものの、「自分たちの手でわが町を守り、育んでいこう」という姿勢は大いに学ぶべきところがあると思います。
特にここで中心となって活動している「ミドルシニア世代」の皆さんは、私達にとっても良きお手本になることと思います。
午後視察終了
大分空港より帰京。
18:30 羽田空港到着。