民主党は1日の役員会で、夏の参院選における「日本維新の会」との選挙協力を断念する方針を決めたとのこと。
主たる理由は「憲法観の違い」。
維新の会の綱領において現憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象におとしめ、絶対平和という非現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法」と表現したことに対し民主党は「相いれない」と批判、細野幹事長も「復古主義」と断じたとのこと。
全く正しい判断だと思います。
憲法観は政党の立ち位置そのものであり、左右軸でいまの各党の位置取りをみれば、左はちぢみ、右の巨大化・・・。
左どころかセンターさえ手薄になっている状況です。
私は決して「護憲」の立場ではありませんが、この問題については国民による熟議のプロセスを経ての慎重な対応が必要だと思っています。
その意味では民主党は、そんな幅広なセンター地帯をしっかり守り、国民の支持をしっかり得てもう一度大きくなることが求められます。
断崖絶壁にたたされているわが民主党ですが、ここが正念場です。私自身も立ち位置を確かめながら、臆することなく一歩一歩進んでいきたいと思っています。