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2012年08月18日

住民意識の醸成の下に・・・。(根津景観づくり検討会)

DSC0381714:00 第4回 根津景観づくり検討会(不忍通りふれあい館)に参加。

根津景観形成重点地区に選定された、3町会(宮永・片町・藍染)地域住民を対象に行われているワークショップも今日で第4回目となりました。

今日の議論のテーマは第3回に引き続き、根津らしい町並みを守り・継承し、創っていくためのアイディアの検討および景観づくりの方向性の共有について。

実際に、根津らしいと思われるような建物を写真で見比べながら、意匠・色彩・緑などの観点から「らしさ」を共有しました。

さらに、戸建て住宅・大規模建築物・店舗などにつDSC03816いてもそれぞれ比較してみましたが、私自身の感想としては特に店舗を構える事業主さんの「景観」への意識が強いと感じました。

また、代々根津に住んでいる「旧住民」よりも、この町に魅かれ流入してくる「新住民」のほうが「根津の景観」に敏感であることが浮き彫りになったことと思います。

それにしても、この検討会 毎回のことながら参加者が非常に少ないことが気がかりです。

それは、やはり地域住民の「景観への機運」が未だ醸成されていないことを裏付けているものと思います。

本年3月の私の本会議 代表質問においても そうした危惧について、問いかけたつもりでしたが・・・。

今回の景観形成重点地区の選定にあたっては、地域住民からの要請ではなく「文京区景観審議会」の意向により決定されました。

やはり、こうした地域住民の生活に直結する案件については「住民からの意識の醸成」の下に、いわゆる「ボトムアップ」で課題を解決していくことが重要です。

その意味では今回のこの検討会の設置については、始めからボタンを掛け違ってしまったのかも知れません・・・。

立て直しが必要だと思います。

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