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2010年12月20日

問われる地方議会の存在意義。(議員研修会)

10:00 議員研修会(第一委員会室)を開催。

 文京区議会全議員を対象に、「昨今の地方議会改革と議会基本条例制定の動き」について、 法政大学法学部 廣瀬克哉教授をお招きしての研修会を行いました。

 わが文京区議会においても、現在議会基本条例制定に向けての検討が進められていますが、なかなか成案には至らない状況です・・・。

 そうした状況の中、議会(議員)全体としてもより一層 議会改革への理解と認識を深めていく必要性も提議され、 この研修会を開催することとなりました。

 廣瀬教授のお話は、全国の地方議会の改革の様子や基本条例が制定された議会の特色なども交えての、 とても興味深い かつ具体的な 内容濃いものでした。

 今マスコミ報道等では、名古屋市や阿久根市また大阪府など、首長VS議会の対立が頻繁に取り上げられています。

 こうして地方自治が国民の注目を集めることはおおいに結構なことですが、 どうもカリスマ市長(良くも悪くも・・・) さん達の勢いプラス「劇場型」ともいうべき報道に圧倒され議会が悪役イメージになっていることには私も不本意に思っています。

 またその一方では 「しがらみ や 古い体質から脱却する」という意味での 「地方議会の存在意義」が問われているのも事実です。

 「こうした機会をしっかり捉えて議会改革を進め、議会の存在意義を示せ」という廣瀬教授のお話しはとても説得力があり、 私も大賛成です。 

 「発信力」いう点では、カリスマ首長さん達の足元にも及ばないのは言うまでもありませんが、 こうした時にこそ それぞれの議会が地道に改革に取り組み、市民への問いかけを続けていくことが今求められているのだと感じます。

 今やれることを、躊躇せず着実にやっていくことが大事です。 

 議会基本条例の制定についても、まずは「できることをやっていく」そうした実践の上に、 おのずと結果が見えてくものではないでしょうか・・・。 

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