沖縄県尖閣諸島沖の衝突事件を巡っては船長釈放後も中国政府がわが国に謝罪・賠償を要求するなど、 強行姿勢が続いています。
この問題が私達の日々の生活にも波及し、 地域で暮らす外国人の人たちとの関係が悪化することのないよう配慮していかなければならないと思います。
領土問題をはじめとする国益に関わる事態の収拾については外交上の駆け引きもあり、一時緊張関係が続くことも当然あることでしょう。
特に今回は中国政府が強行姿勢を崩さないだけに、日本国民にとっても怒りや苛立ちも収まらないという気持ちは私も同じです。
しかしながら今は深呼吸をして事態の推移を冷静に見守るべきだと思います。
地域においてはたくさんの外国人の人たちが私達と日々生活を共にしています。
そこには領土も外交上の問題も現実的には関ありませんし、日本人も外国人も共に仲良く楽しく暮らしていくということが、 地域社会の基本でもあります。
今回のこうした事件が起きたからこそ、地域で暮らされている外国人の人達とも一層相互理解と友好を深めることが大切です。
まずはお互いに認め合い尊敬し合える関係の再構築からスタートし、「友好と対話」を市民レベルから発信したいものです。