築地市場の移転問題を巡って混迷が続いていた平成22年度東京都予算案が28日未明、 東京都議会予算特別委員会において賛成多数で通過しました。
但し予算案については民主・自民・公明の3党が提案した付帯決議が付けられ、内容は以下の通り・・・
1.現在地再整備の可能性について市場事業者の合意形成を検討し、知事は検討結果を尊重する。
2.移転予定地の土壌汚染対策を検証し安全な状態での開場を可能にする。
3.知事は市場整備が直面している状況を打開する方策を検討する。
用地購入費削除の修正案提出を見送った民主党に、自民、公明両党が譲歩する形で決議が付されました。
石原都知事は「今のままでは築地はもちませんから。いい結果になって良かった。」と話しているようですが、 築地市場の現地再整備を訴えてきたわが民主党にとっては、これからがまさに正念場です。
決議の内容を東京都が誠実に履行することを見極め、結果として現地での再整備を実現しなくてはなりません。
まだまだ予断を許さない状況が続きそうです・・・。
東京都関連予算案は明日、都議会本会議において可決・成立する見通しです。