話題の映画「剱岳(つるぎだけ)~点の記~」の全国ロードショーが今日から始まりました。
私は単行本(写真)で現在熟読中です。
著者である新田次郎さん(故人)は私にとっても思い出の作家です。
最初の出会いは映画「八甲田山ー死の彷徨ー」。確か小学生だったと記憶していますがかなりショッキングでした・・・。
山には特段興味は無かったのですが、 高校生になりスキーに行くようになってからは友人の薦めもあり同氏の山岳小説を好んで読むようになりました。
「孤高の人」「銀嶺の人」などの作品は今も印象に残っています。
スキー場へと向かう夜行列車の中で夢中になって読みふけっていたあの頃からもう30年近くが経過しましたが、 またこうして心わくわくさせながらページをめくれることをとても懐かしく、そして嬉しく思います。
ちなみに新田次郎氏のご子息である数学者藤原正彦さんも大好きで著書「国家の品格」や「祖国とは日本語」も各々、 私のバイブル的1冊でもあります。
親子でもジャンルや作風が違うお二人ですが、やはり遺伝子を感じます・・・。
「剱岳~点の記~」は期待通りスケールの大きな、志の高い傑作です。
何とか時間を作って、映画のほうも見に行きたいと思っています。