午後から、千代田区立千代田書館(九段)、豊島中央図書館(東池袋)の2館をひとりで視察してきました。
2館ともに昨年新設されたばかりの中央図書館です。
はじめに訪れた千代田図書館は昨年新しくオープンした区庁舎内に整備。指定管理者制度を導入し、 民間ノウハウが活かされた「快適かつ創造的な空間提供」がウリの図書館です。
その成果も如実に表れているようで、今や利用者数は1日に2000人を超えると聞きました。 写真撮影ができないため館内の様子をお伝えすることができず残念ですが、 館内に設置された椅子や閲覧デスクは満席で活気に満ち溢れていました。
コンシェルジュが区内の店舗などの紹介、情報発信をする「千代田ゲートウエイ」機能などもこれまでにない取り組みです。
区民サービスの高さを感じます。
15:00 豊島区中央図書館に移動。ここも繁華街である(サンシャインシティ至近) 東池袋駅に直結した再開発ビル内に設置されたこともあり、来館客で溢れています・・・。
同図書館は指定管理者制度はとっていませんが、 カウンター業務等については民間委託されているようです。
働いている職員はみんな好印象で、きびきびと接客に応じています。ここでも民間のノウハウが発揮されているようです。
今日訪れた2館の開館時間はいずれも午前10時から午後10時まで、 休館日も月1回という開館状況は区直営の図書館では考えられない稼働率です。
文京区においては新たな行革計画において区立図書館における「指定管理者制度」の導入(民営化)が検討されるとのこと。
コスト削減もさることながらこの際区民サービスの向上も大きな課題として捉え「一挙両得」が実現するよう、 こうした先進事例も参考にしてもらいたいと思っています。