世界的金融不安に伴う追加経済対策について麻生首相の発言が迷走していた「定額給付金」 の対象者については本日、所得制限を設けるのではなく高額所得者への辞退を求める方向で政府・ 与党が調整を進めていることが明らかになりました。
これに対し本日行われた民主党常任幹事会(写真)では、麻生内閣の迷走・無策による政治空白を厳しく批判、 あらためて麻生内閣の打倒を目指して一致団結していくことが確認されたとのこと。
マスコミ等の調査でも「辞退制度導入」については まだまだ国民の理解は充分に得られていないようです。
定額給付金の支給について、国民の窓口となるのは市区町村です。
所得制限の導入については事務の煩雑さを理由に全国市長会が反対してきたようですが、 仮に辞退方式になるとしても年度末までに 果たしてどのくらいの事務作業と準備期間が必要なのかについては現場にいる私達のもとにも まだ情報が届いていません。
いずれにしても市区町村の準備は厳しいものになりそうです。
後期高齢者医療の保険料の天引きが選択制に急遽変わったことについてはまだ記憶に新しいと思いますが、 その際には区役所窓口が混乱し、現場に大きな負荷がかかりました。
政府与党は緊急性をしきりにアピールしているようですが充分な理解を得られないままに進めていくことに、 国民がどう反応するかについては未知数です。
私自身は天引き制度の際の二の舞になることを危惧しています・・・。
今後の動向については しっかり注視し 現場の立場から意見を述べていきたいと思っています。