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2008年08月08日

世田谷・練馬と現場を廻る。(厚生委員会視察)

 厚生委員会の視察に参加。

今回は都内の視察で、練馬区の「路上生活者緊急一時保護センター練馬寮」および世田谷区の「障害者就労支援センター すきっぷ」 の2つの施設を見て廻りました。

10:30 練馬区大泉町にある「練馬寮」を視察。東京都と23区の共同で進められている路上生活者対策は着実に成果を挙げ、 路上生活者の数も5800名(平成11年度)から3200名(平成19年度)にまで減少しました。

 練馬寮は路上生活から就労に至るまでのステップとして、心身の健康回復とアセスメントを行う施設です。

 平成21年度にはこうした施設を文京区内にも設置する予定で、現在区民参画の検討会で設置場所などについて検討中です。

 写真上は居室スペースの様子。練馬寮は旧都立大泉高校の校舎を活用して出来たので、スペース的には非常に余裕があります。

14:00 世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷを視察。

  私個人としては本年5月8日にすでにこの施設を訪れましたが(まさし日記にも掲載)、 厚生委員会のメンバーのみなさんにも是非見て頂きたいと思い理事会にて提案、今回の視察が実現しました。

 障害者の就労支援は文京区の福祉の重点課題のひとつです。自治体によっても取り組みは様々ですが、この「すきっぷ」 は先駆的な施設として注目を浴びているところです。

 施設長さんからお話しを伺い(写真下)、 実際に施設内にてクリーニングや印刷の作業に従事している障害者の皆さんの様子を見せていただきました。

 ここでスキルアップを図った通所者の一般企業への就職率は90%を超えています。

 就職先もユニクロやスターバックスコーヒー・東京大学など超有名企業(団体)も多く、 第一線で即戦力として活躍している方々も多数いるようです。

 ここで作業に従事する皆さんもみんな明るく、夢や希望に向かって輝いています。

 文京区でもぜひ参考にしていくべきだと思います。

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