10:00 中央区月島へ。ご存知「もんじゃ」の町です。
メインストリートである月島西中商店街には もんじゃ焼き屋さんが軒を並べます。
また一本路地裏に入ったところにも「町の顔」が感じられる風情ある下町です。
こうして古くより路地を中心とした居住の場と地場産業が混在した町として、 独自の発展をしたこの地域ですが そうした古き良き街並みを活かすためのまちづくりが現在、中央区と住民が一体となって進められています。
それは「街並み誘導型地区計画」と呼ばれているもので、地域に住み働く人たちが話しあい
「まちづくりのルール」を作って、町を維持・再生していこうという取り組みです。
テーマは「路地を活かした安全なまちづくり」「住み続けられるまちづくり」
主なポイントは
1.路地は歩行者用の通路とする。
2.建て替えにあたっては壁面の後退位置を定める。
3.斜線制限は緩和され、全面道路幅員や用途地域によって建物の高さが決まる。
4.路地に面した敷地の個別建て替えを行いやすくする。
5.建て替えない限りはこのルールの適用を受けない。
などなど・・・。
こうしたルールを適用することにより、月島らしさを残しつつ「町の更新・再生」が可能になったと聞きました。
我が文京区においても根津・千駄木地区などはこの月島に似た木造住宅密集地域です。
特に根津地区においては「まちづくり計画」が練られている最中で、やはり月島同様「路地を活かしたまちづくり」 がテーマにもなっています。
この「街並み誘導型地区計画」が手法として的確かどうかは別としても今後の参考にしていくべきものと考えています。