早朝、散歩を兼ねて「上野恩賜公園」へ。
かつてはこの公園もホームレスの青テントが点在、「緑豊かな都民の憩いの場」と呼ぶには程遠い環境でしたが今はとても静かで、 きれいです・・・。
先日の厚生委員会でも議題となった「ホームレス対策」。 都と区の共同事業で始まったこの施策も事業開始から3~4年の年月が経過しました。
中でも公園などでブルーテント生活をしていたホームレスの人達の移行は大きな課題でもありました。
写真をご覧頂きたいのですが、上の写真は現在の上野公園の様子で、下は今から3年ほど前の同じ場所の写真です。
ひと目でわかる通り ブルーテントは一掃、再整備がされ公園らしさを取り戻しました。
ブルーテントで暮らしていた人達は地域の借り上げ住宅などに移行したとのことです。 また今後文京区では 路上生活者の就労支援のための施設を設置しなければならないことになっています。
ここ数年間におよぶこうした取り組みで、路上生活者の減少や公園の環境回復など「目に見える成果」は挙げることができましたが、 しかしながら課題は残ると私自身は思っています・・・。
実際には路上生活者の人達の就労は簡単なものではありませんし、費用対効果の検証や都や区が負担するコストにも注意が必要です。
現在の就労実績は約25%だそうで、高齢などの理由により就労が難しい人達は生活保護に移行する例も少なくないようです・・・。
今後は明確な目標を掲げるとともに、費用対効果の意識を充分に持って取り組んでいくよう 先日の厚生委員会でも要望しました。