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2006年11月21日

コミュニティバス 運行ルート固まる。(一般質問から・・・)

14:00 本会議。今日から来週にかけて3日間に渡り各会派による一般質問が始まります。初日の今日、 我が会派からは東村昭平議員が質問に立ちました。

 質問項目は以下7点。
1.地方分権と特別区区長会の果たす役割、および煙山区長の抱負について。
2.区有財産の有効活用について。
3.まちづくりと震災対策。
4.コミュニティバス運行事業。
5.少子化対策と子育て支援。
6.いじめ対策。
7.第5中学校と第7中学校の統合について。

 私が注目したのはコミュニティバスの運行事業について。
来年導入が予定されているコミュニティバスについては、つい最近その運行ルートが明らかになりました。
そのルートは・・・春日(シビックセンター)→白山→千駄木→本駒込→春日(一部循環)となる模様で現在、運営形態や事業者の設定、 補助金の精査などが行われているようです。

 以前この日記でも意見を述べましたが私としては「コミュニティバスの導入」については消極的賛成の立場です。
需要はあるか?費用対効果の面で充分な成果が得られるか?都営バスとの共存が図れるか?などがその理由です。
今日の東村議員の質問もそのような観点からの質問でした。
(質)ルートの特色は?
(答)公共交通不便地域を結び、既存バス路線を極力避けながらも、後楽園、六義園、根津神社などの観光地を経由し、 大学病院や公共施設へのアクセスにも配慮した路線設定になっている。

(質)乗降客数の見込みは?
(答)導入時から年々増加。5年後には初年度の1.8倍にあたる一日あたり1,100人を見込んでいる。その後は横ばい安定化する。

(質)費用対効果は?
(答)初期投資分を5年間の減価償却で計算した場合、初年度は300円/一人の支出。5年後には約160円程度まで圧縮できる。

(質)路線拡大についてはどう考えるか?
(答)JR駅との接続や他区のコミュニティバスとの相互乗り入れを検討していく。

 写真は台東区のコミュニティバス「めぐりん」。数年前に導入以来、結構話題となり、それなりの効果も挙がっているようです。 その他の自治体でもコミュニティバスは積極的に導入されているようですが・・・。

 大事なことは「税金を投じてまでも人の往来・利便性に寄与していくその妥当性と必要性」という視点であり、従って、 効果がなければ意味がないということに尽きると思います。それ故に導入に当たってはより慎重に考える必要があるのでは?私はそう考えます。

 今日の質疑の内容からすれば、費用対効果やこれからの展望についてはある程度納得のいくものでいたが、 今後はより綿密な調査と可能性を模索しつつ取り組んでいく必要があると感じています。

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