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2006年11月17日

「折り梅」上映会と監督トーク。(シビックシネマサロンから・・・)

13:00 シビック地下2階学習室で「映画・折り梅上映会と監督トーク」(文京アカデミー主催) が開催。
    会場には100人近くの区民の方々が集まりました。

 映画折り梅は、2001年に製作・初上映。 義母がアルツハイマー型の認知症となったことで崩壊しかけた家族が介護を通じて様々な葛藤を経て、 見事に再生したという実話に基づき作られた感動作です。

 

 初上映以来、全国各地で自主上映が続けられ2004年には観客動員数100万人を突破しました。 文京区でもこれまで何回か上映会がありましたが文京アカデミーの主催は初めてです。

 今日は上映会と共に監督である松井久子氏も招かれ短いトーク(講演)も行われました。

 以前この日記でもご紹介しましたが(2004年5月31日)、監督松井久子は私の母方の従姉(いとこ)です。
私の家と松井家とはとても親しかったので、子供の頃は頻繁に遊びに行っていましたし久子さんにもよく遊んでもらったことを記憶しています。 当時彼女は早稲田大学文学部で演劇の勉強をしていましたが、卒業後は雑誌の編集(たしかan anだったと思います。) や芸能プロダクションの経営などを経て映画の道に入るという・・・まさにに自立した女性の先駆的な生き方をしてきた人でした。

 今日のトークでも「折り梅」製作裏話などが明かされましたが、彼女がどれほど介護の現場を歩き勉強してきたかがよくわかりましたし、 今日訪れた区民の皆さんの中にも介護に関する実体験者が多いようで、会場からも「共鳴」する意見が寄せられました。

 とてもすばらしい上映会だったと思います。

 映画というとどうしても派手なイメージが頭に浮かびますが、 今回の上映会のように地道な積み重ねが徐々に社会に浸透していく・・・・その大切さや重みを今回私自身も肌で感じ、 あらためて思い知らされたような気がしています。

 次回作品の製作に向け、松井久子も準備を進めているようです。次回は明治から昭和にかけて活躍した彫刻家イサム・ノグチの母「レオーニ」 を主人公に、女性の自立や母としての生き方をテーマ・表現する作品だそうです。

 またノグチ親子は小石川に住んでいたとのことで、文京区とも関係が深そうです。

 今後、私もできる限りの手伝いをしていかねばと思っています・・・。

 

 

 

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