先週末会合先でご一緒した小石川表町町会会長 加瀬順一さんから一冊の本を頂きました。
「千川通りと小石川・川について」という表題の郷土史で、加瀬さんご自身が著されたものだそうです。
小石川の地名の由来、小石川と千川上水との関係、また江戸時代のこの地域の水道事情に至るまで詳しくそしてわかり易く紹介されていて、
とても参考になりました。
加瀬会長さんは現役(ご家業は製本業)を退かれた後、町会長を務めながら大好きな郷土史研究や著書の編纂に励まれています。 これまで10冊以上の郷土史を作られているとのことでした。また、頻繁に文京区議会を傍聴されるなど、 大変な勉強家であり見識者でもあります。
今日は先日のお礼にとご自宅へ挨拶に伺ったのですが、
いろいろとお話を伺いながら加瀬さんの文京郷土史に寄せる思いや熱意がひしひしと伝わってきました。そして新たに
「だれかのコピーじゃ面白くない元根津・根津神社・根津権現 続江戸雑学」「谷端川と松尾芭蕉」
と2冊の著書を頂戴しちゃいました。
ありがとうございました!
加瀬順一さんは現在76歳。座右の銘は江戸時代の大儒学者・佐藤一斎の「言志録」の一節。
少而学則壮有為 少にして学べば 則ち壮にして為すことあり
壮而学則老不衰 壮にして学べば 則ち老いて衰えず
老而学則死不朽 老にして学べば 則ち死して朽ちず
その座右の銘の通り「生涯勉強」を貫く立派な方です。お会いできたことを嬉しく思っています。