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2006年11月08日

道路特定財源その後・・・(一般財源化はトーンダウン?)

13:00 日比谷公会堂で開催された「東京都道路整備促進事業推進大会」に参加。(写真)
今年も23区や三多摩など都内市区町村の区民・市民が一同に会し、東京における道路財源の確保に向け、 一致団結していこうという恒例のセレモニーが行われました。

 昨年のこの時期はちょうど、小泉改革の目玉のひとつであった「道路特定財源の一般財源化」が争点となり、 特定財源の維持を求める地方自治体と一般財源化を進める政府とのせめぎあいの中で、その関係がねじれ状態でありました。

 今年はどうかというと一般財源化については国土交通省も自民党もかなりのトーンダウンの印象。 冒頭講演に立った国土交通省道路局長も「一般財源化を前提とし、納税者に対し十分な説明を行い、その理解を得つつ、具体案を得る。」 とやや消極的。来賓を代表として挨拶した石原のぶてる自民党道路調査会長に至っては「冬柴国土交通大臣とよく相談して決める。」 と腰砕けの様相で、この問題が自民党内で紛糾した当時、反対勢力を食い止めるためにサンドバックに徹し決起した石原国土交通大臣(当時) の必死の形相はどこへ?といった感じ。

 先ほども述べたように道路特定財源の一般財源化は小泉改革の目玉のひとつ。 それがもうすでに瓦解しようとしていることを目の当たりにし、違和感を持ったのは私一人ではないと思います。(苦笑)

 郵政民営化造反議員の復党問題然り、今日の道路特定財源の問題もあわせて、 自民党が確実に元の自民党に戻りつつあることを確信するイベントでした・・・。

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