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2006年02月22日

コミュニティバス導入へ・・・?(代表質問2日目)

 14:00 本会議 代表質問2日目です。

 自民党武澤議員の質問の中で「コミュニティバス導入」について質疑がありました。 私もこの件については以前から関心があったので意見を述べたいと思います。

 来年度文京区の予算案では「コミュニティバス調査費」として100万円が計上されています。今日の区長の答弁でも 「区民意識調査での関心が高い。実現性についての検討を行っていく。」などと積極的姿勢です。

 写真は台東区が運行している区内循環バス「めぐりん」、身近にお手本・具体例があるようです。このバスは平成13年に運行が始まり、 現在北・南の2ルート、来年度には3番目のルート「東西めぐりん」も運行予定で一部文京区内(千駄木団子坂下)にも停留所ができる予定です。

 ちなみに運行経費は、委託負担金・バス停案内板設置・ポスターチラシ印刷経費などで約3200万円。乗客数は年間246404人、 一日平均673人(平成15年度決算数値)で運行形態は運行会社との委託契約になっているとのこと。

 コミュニティバスの運行により台東区では浅草北部地区などの交通困難地区の解消が図られるとともに、 観光面でも大きく寄与したとのことです。来年度の新路線の開始で区内東西南北にバス路線が張り巡らされることになります。

 身近な成功例のひとつと言ってよいでしょう。

 さて文京区ではどうでしょうか・・・?
 今後詳細にわたる綿密な調査が必要であると私は考えます。

 確かに区民意識の高さや区内に数多くある医療機関をつないだり、シビックセンターへのアクセスの必要性もあります。 また高齢者の移動手段としても有効でしょう・・・反面、果たしてどれほど需要があるか?費用対効果は?路線の選定・ 他の交通機関との連携住み分けなどなど・・・課題も多く見受けられます。

 この種の施策は一度始めたらもう後戻りはできません。「やってみたけど、乗客があまりにも少ないから、やっぱりやめよう」 というわけにはいかないのです!

 コミュニティバスの導入にあたっては、是非ともしっかりと調査を行ってから軌道に乗せてもらいたいと強く要望します。

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