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2005年03月11日

成績特別昇給に異議あり!(予算審査3日目)

10:00 予算審査特別委員会(第3日目)が第1委員会室(写真)にて開会。

 今日は、歳入の残りの部分と歳出・議会費、総務費などについての審議。

総務費の項で「職員の昇給制度」について私が質疑に立ちました。

 職員の昇給制度は2通り。ひとつは定期昇給でもうひとつは成績特別昇給と言われる制度です。 この成績特別昇給については異議ありです。

 この制度は勤務成績が「特に良好な職員」に対して、昇給までの期間を3ヶ月あるいは6ヶ月など短縮するもので、 例えば本来なら4月に昇給するところを1月または前年の10月に遡って昇給させるものです。

 この制度の本来の目的は、職員の意欲向上と組織の活性化であったはずなのに、 毎年この制度の適用を受ける職員の比率が同じであることが、中野区など他の自治体でも議会で問題視されています。 (中野区では毎年対象者人数に対し、3ヶ月短縮が20%・6ヶ月短縮が1%と固定的。)

 今日の私の質問では、文京区での運用状況の詳細については明らかになりませんでしたが、 中野区同様一定の比率で成績特別昇給が行われているようです。

 この制度の本来の目的は何か?また「特に良好」な基準や具体例は何なのか?固定的な比率配分による制度運用は適正か・・・? などなど、疑問が残ります。
職員の人事制度については「名誉昇給」や「1ヶ月単位での交通費の支給」など一定の改善策が講じられてきましたが、この「成績特別昇給」 についても改善のテーマとして取り上げられるべきものと考えます。

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