バブル崩壊以降、この10年間で文京区の様子もずいぶん変わってきました。
都心回帰・高齢化・核家族化などの影響は我が区の人口動態などに大きく現れているようです。
こうした変化について、概数ではありますが数値でご紹介したいと思います。
①人口についてですが、このところ年々増え続け本年5月現在で17万7千人を上回りました。バブル崩壊の影響で地価が下落、 新築マンションの増加に伴う増だと思われます。
②世帯数も9万2千世帯を超えました。平均世帯数は1.9人。ちなみに一人世帯が53%・2人世帯23%という数字はやや驚きです。
核家族化・少子高齢化に伴う一人暮し高齢者の増加など、その影響が顕著に現れています。
③年少人口1万7千(10%)、老齢人口3万4千(20%)丁度倍の差で拡大しています。 団塊の世代が高齢者となる頃にはもっと差が拡大することでしょう。
④合計特殊出生率は0.81で東京都の1.02、国1.29と比べても突出しています。
子供のいる世帯は一人子と換算しても全体の2割しかありません。
深刻な事態ともいえます・・・。
⑤昼間人口は34万人(倍)、戸籍人口24万人
⑥教育機関数は147。17大学9万人。大きな特色です。
○人口動態や、その状況については政策によって大きな変化をもたらすことはなかなか難しいと言わざるを得ませんが、 少なくとも現状認識とその結果をもたらした原因については充分分析することが必要です。
そういう意味においては我が文京区がおかれている状況というのは、決して楽観できるものではなく、10年後・ 20年後のあるべき姿をしっかりと見据えていきながら対処していくことが今、求められているのではないでしょうか・・・。
(写真はシビックセンターより本郷方面を撮影したもの。)