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2004年07月27日

意見交換。(区民憲章区民会議と議員の間で・・・)

18:00 区議会会議室において「文京区区民憲章策定に向けた意見交換会」が
区民会議委員の方々(公募委員など)と議員との間で交わされました。

 区民会議では昨年6月より煙山区長の諮問を受け、区民憲章(自治基本条例とも言われています。) 制定に向けての議論が行なわれています。メンバーは森田 朗東京大学公共政策学教育部部長が会長となり、 区内団体の代表者や公募区民より構成される委員の方々。

 約1年間、真剣な議論が交わされたとお聞きしました。

 最大のテーマは区民と行政そして議会がどのように連携・協調していきながら自治のルールを作っていくかということ・・・。

 キーワードは「協動・協冶」

 真の地方分権・住民自治を実現していくためには重要なことだと感じます。 今日の意見交換の中でも忌憚のない意見が区民会議のメンバーと議員との間で交換されました。その成果は充分あったと感じます。

しかし、この区民憲章を制定し区民のものにしていくためには今後様々な課題があることも浮き彫りになりました。

1.協動・協冶という抽象的な言葉をいかに区政の中に具現化していくか?

2.真の住民自治を実現するためには、区も区議会も区民にも相当な意識改革が求められます。そうした意識の醸成をどう図っていくのか?

3.区民憲章(自治基本条例)を文京に現存する条例や施策・事業の中でどう位置づけていくのか・・・?

 いずれにしても、この条例案は策定することがゴールではなく、当に作った後にどう運用・具体化していくかが問われるのだと思います。

 理念と実態にどう整合性をつけていくか、条例の文言ひとつひとつにどのような内容を伴わせていくのか・・・?

 「区民憲章」(自治基本条例)を区民のもの、本物にしていくためにはまだまだ道険し、と言わざる終えません・・・。

 今後区民会議の答申を経て、区が条例案を策定する予定に。

 この条例案に対し私達議会は議決機関として、区民の立場に立った視点でその内容について見極めていかねばなりません。

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