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2004年05月01日

中国という国・人

 最近書店では経済誌などを中心に「中国」を取り上げた書物が注目を集めているようです。

 ここ数年毎年10%近い経済成長を遂げている国。今後も爆発的な発展を遂げるとの論もあれば、 すでにバブル崩壊に向かっているとの見方もあり「巨像かそれとも虚像なのか・・・?」評価は分かれるところです。

 まぁ先のことは「神のみぞ知る」といったところでしょうが、 そのパワーたるや身近な私達の生活や地域の中でも如実に現れているのは事実でしょう。

 文京区に登録する外国人のうち中国国籍を持つ人は今や1000人を超えその数も年々増加、国別でもダントツの1位です。

 とりわけ文京区には大学・病院などの機関が多いせいか私の知る中国人の人達も学術関係の留学生であったり医師であったりと・・・ そこにはかつての出稼ぎ労働者的なイメージは全くありません。彼らは流暢に日本語を話し日本の文化や伝統に興味を抱き、 積極的にコミュニティに参加しようという意欲を感じさせます。
区内小中学校にも必ず数人の中国人の児童・生徒がいますし、何の違和感もなく日本の子供たちの中に溶け込んでいます。

 そういう環境の変化を肌で感じるようになったのはここ数年のこと。

 私達の身近かなコミュニティの中でもそうしたグローバル化が進んでいることを意識しなければと思います。

 現在文京区では国際協会が中心となって中国をはじめ国際交流事業が進められていますが大切なことは私達地域住民一人一人が身近な外国人の人達と
臆することなく、偏見をもつことなく積極的に接していくことだと思っています。

 外国の人達と出会いや、ふれあいがこれだけ身近かになったと思えば逆に私達にとってはこれはいいチャンスなのかも知れません・・・。

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