新聞やTVなどマスコミでも報じられましたが、平成11年区立さしがや保育園で起きたアスベスト暴露事故に関し、 園児3人の保護者が訴えを起こしていた訴訟が和解へと終息しました。
内容は園児や保護者に対する見舞金・および解決金として合計240万円が、 また将来この暴露が原因となり健康被害が発生した場合の補償も区が負担するという点も明記され、 原告にとっても充分納得のいくものになったとの事です。
この問題については、事故発生以来区議会厚生委員会でも継続的に取り上げられ審議・議論されてきましたが、「健康対策等検討委員会」 の報告書の提言通りに取り組むよう議会としても求めてきたところです。
今回の和解内容についてもそれに沿ったものとなっており評価できるものと考えていますが、 訴訟を起こしていない他の被害者への今後の対応をどうすべきかなど大きな問題も残っています。
現在は議会は閉会中なので「厚生委員会」を開催することはできませんが、非公式でも委員会連絡会などを開催し、 議会としても区側の報告や今後の対応などについても質疑を行う場を設けるべきでしょう・・・。