江戸開府400年を記念し、公開された「神楽面」。文京区の指定有形文化財です。
根津神社には、300年ほど前から伝わる神楽面が16面ほど残されています。 江戸時代から神前に奉納される神楽に永年使用されてきたものなので傷みも進んでいるようですが、 内十点は出目寿満または出目上満の刻銘があり、江戸の能面製作者出目家一門の作であることがわかります。
このうち三点(住吉翁・猿田彦・山神)は、文京区唯一の無形文化財に指定されている社伝神楽「三座ノ舞」に使用されているもので、 年に一度9月の例大祭には実際に面を付け、舞画奉納されます。