平成15年文京区議会第2回定例会、2日目。
各会派の代表質問が始まりました。質問の一番手は、第一会派新生クラブを代表して私が。
最大のテーマは「東京ドームでの競輪復活」について。
本日、時を同じくして都議会定例会本会議が開かれ、所信表明の中で石原都知事が「東京ドームでの競輪を再開したい。」との表明がありました。
(カジノ断念に次ぐ新たな財源確保の手段なのでしょうか?)
これまで、東京ドームでの競輪復活については沈静化・影をひそめていた様相を呈していましたが、今日の石原知事の発言は「競輪復活を」
東京都の意思として明確に表明するもので、看過できないものです。
後楽園競輪については、文京区民の願いによりその廃止を求め、活動を続けた結果、
昭和48年3月末日をもって廃止に至った経緯があります。
そうした背景があるにもかかわらず何故今、競輪復活なのか?
石原知事は、その理由として「経済波及効果・雇用創出・都財政の再建」を掲げていますが、
右肩下がりの昨今の公営競輪の実態を鑑みるならば、どれだけの効果があるのか? はなはだ疑問に思います。
これまで文京区としては、中央競馬や大井競馬の発売所についてはドームでの発売につき、
その歴史的背景や大井競馬の主催者の一員として容認をしてきたところですが、今回の競輪いついては復活をする必要性・
妥当性があるとは到底思えません。
よって、私達(文京区議会新生クラブ)は競輪復活がもたらす文京区への悪影響を容認できないとの立場を明確にしました。
また、煙山区長も同様に「競輪復活反対」の意見を明らかにされたことを、評価するとともに、 重く受け止めていかなければならないと感じています。
今後、様々な局面に突き当たるにあたり、区長はもとより議会も意思をひとつにして、この難局を乗り切ることができるよう、他の議員・ 会派に呼びかけと同意を要望しました。
その他の質問事項。
1.今後の区政運営について。区財政をひっ迫する要因となっている「人件費」をどう抑制していくか?
2.50年来、手付かずの「環状3号線」(都市計画道路)は廃止にするべき!。
3.介護予防の施策として「高齢者パワーリハビリ事業」の実現化を!
などについて。