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2002年12月26日

故飯村恵一台東区長に捧ぐ

 飯村恵一台東区長が急逝されました。この訃報を聞き大きな驚きとショックを受けました。飯村氏には私がまだ議員になる前、 鳩山邦夫代議士の秘書時代からお世話になっていました。(今から15年以上前のことです。当時、飯村氏は都議会議員でした。)
 大変厳格な人でした。頑固な一面もありましたが、澄んだ心の持ち主でした。演説は上手かった。後援会組織は鉄の結束で、従って、 選挙も強かった。政治家としては極めて安定感のある人でした。
私は飯村氏から実に多くのことを学びました。政治の道を歩んでいく上でのノウハウというか知恵というか、 実際に教えてもらったわけではありませんが、様々な経験をさせてもらったと今、感じています。
秘書の仕事といっても、選挙区担当(浅草地区)でしたから毎日が選挙運動であり、政治を現場で学ぶ実践の場でした。そんな中で、 飯村氏から吸収できた多くのことは、今の私の政治活動の土台となっていると言っても過言ではありません。 そうした飯村区長に何の恩返しもせぬままに、このような悲しい事態が起きたことが残念でなりません。
 本日11時、ご自宅からの出棺に参列させていただきました。棺の中には、選挙で使うタスキと手袋がご遺体の胸元に・・・。 涙を誘う光景でした。
区長に就任されてからは体調を崩されていると聞いていました。無理をして職務を続けられていたのでしょう。 休むことなく走り続けるのが政治家の宿命とはいえ・・・。あまりにも急だし、早すぎた。そう思います。
でも飯村恵一の名前は台東区政の歴史に大きな足跡を残しました。そして、 その遺志を継いだ方々が今後も台東区民のために尽くされることでしょう。
 20代から30代にかけての青春時代を下積みとして台東区に過ごし、学んだ私にとっては、飯村恵一という人は忘れえぬ人のひとりです。
こころからご冥福をお祈りいたします。合掌。

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