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2002年01月13日

消防団始式(消防団の仕事)

 消防団は、区民によって構成された防災組織。地域別に本郷・小石川の2つの消防団、それらがまた幾つかの分団に分かれています。
今日、年頭にあたっての「本郷消防団始式」が文京区民センターで開催されました。夜には本郷消防団第5分団の新年会に招待を受け、 出席したのですが、その席である消防団員の方からいいお話を聞きました。「実際の火事場で、 指揮権を取り鎮火と救助にあたるのは消防署員の役目、私達はあくまで後方支援です。でも、後方支援でも目立ちはしませんが、 重要な任務はあります。10年ほど前に根津で大きな出火があった時のことでした。あの時は消防署も鎮火に必死でいわばパニック状態だった。 あの時私達がしたことは、被害が拡大せぬよう隣家の壁に水をかけ続けたこと・・・。2時間くらいだったでしょうか、もう必死でしたよ。 結果として火は燃え移ることなく鎮火した。あのときのことは決して忘れていないし今でも誇りに思っています。 自分達だってできることがあるんだって。消防団員やっててよかったとつくづく思いましたよ。」すごく感動的な話でした。
2年ほど前、地域で訓練をする消防団に対し「軍隊みたいなまねはするな!」と苦情が再三寄せられました。よく調べてみると苦情の主は、 地域在住の区の職員。全くとんでもない話です。(その後、その職員は区長から厳重注意をうけましたが。)
「自分たちの街は自分達で守る。」口では簡単に言えるけど、実践するのは難しい。仕事の合間や、 休日を惜しまず訓練や様々な地域の警備にあたる、消防団の方々には心から感謝したい、そしてその精神を学ばなければ・・・。

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