行政ではよく民間委託という言葉が使われますが、抽象的でイメージ湧いてこないですよね・・・例えば学校の給食についていえば、
今までは区の職員(公務員)が給食室で給食を作って児童や生徒に供せられていた。これが普通でした。でも、
学校の数×3~4人の給食主事さんを雇ってたら、区全体でたいへんな人件費になっちゃう。特に退職金や保険や年金の区負担は重いですよね。
そこで考えたのが民間委託。給食を作ってる民間の会社に頼んで調理師等派遣してもらうんです。場所は給食室を使ってもらっていいわけだから、
要は人材派遣ってことですね。これだったら退職金も社会保障費の負担も軽減されます。
議会では「民間委託にすると安全面が心配だとか、請け負った会社が儲け主義になる。」 などという議論もあったけど、
そんなことはありません。このような責任ある業務の委託をうければ業者も一層気を使うでしょうし、
他との競争でメニューの充実も期待できます。
このように、行政の仕事でも民間の力に任せられるところは、大いに活用していこうというのが現在では一つの潮流となっています。