民主党代表選挙は決戦投票の結果、岡田克也氏が細野氏を制し二度目の代表に返り咲きました。掲げる目標は「原点回帰」。これまでの民主党の歩みを否定することなく原点に立ち戻ろうという方向性は私も賛同するところです。でも安倍自民党政権に対峙できるような政策やこの国のビジョンが描けるか否かは全くの未知・・・巷でも「岡田さんじゃあまり新鮮味がない」「民主党はやっぱり変わらないなぁ・・・」などと辛口評価も多く聞かれます。その意味では、まさに今からここからだと思います。
写真は前々回の総選挙の際、当時副総理だった岡田氏が中山よしかつ候補の応援に、根津駅前まで駆けつけてくれた時のもの。私が司会進行役を務めさせていただきました。当時1分1秒を争うなかを、応援演説後は車を降り交差点の4隅の聴衆ひとり一人に駆け寄り自ら握手をしていた光景が今でも目に浮かびます。
　今の民主党に必要なのは、そうした国民ひとり一人に寄り添い、共に歩んで行くことであり「粘り強く」国民と向き合っていく姿勢。風頼みの選挙からも脱しなければなりません。是非、国民の声に丁寧に耳を傾けて頂きたいと念願します。私も岡田新代表の今後のかじ取りには大いに期待するとともに、国民生活の現場からしっかり注文もつけていきたいと思っております。